診療コラム

便秘

投稿日:2019年7月21日 更新日:

これまでの便秘治療は、水分を吸着し便を柔らかくする浸透圧性下剤と、腸を刺激して排便を促す刺激性下剤を組み合わせて、それでも排便困難な場合は、浣腸や摘便というのが一般的だった。

最近の便秘治療では、刺激性下剤は「弱い推奨」に分類され、上皮機能変容薬が「強い推奨」とされている。

上皮機能変容薬

上皮機能変容薬は、腹痛、便秘、下痢などの排便異常を慢性的に呈する場合に使う事が多い。

この上皮機能変容薬には、便を柔らかくして腸の輸送能力を促進するアミティーザと、便秘型過敏性腸症候群治療薬のリンゼスがある。

アミティーザは妊婦には使用できず、若い女性でも吐き気の副作用があるので注意が必要。

リンゼスは痛み刺激が抑制されるのが特徴で、腹痛を訴える便秘に効果がある。

リンゼスは1錠だと効果が弱いが2錠使うと効きすぎてしまう人が多いので注意する。

また、食前よりも食後の投与の方が下痢の発現率が高いため、食前の服用を促すなど、症状により調節する。

種類 薬・説明 推奨度 エビデンス
プロバイオティクス 乳酸菌
膨張性下剤 バルコーゼ

ポリフル・コロネル

浸透圧下剤 マグネシウム・モニラック

D-ソルビトール・ベンコール

刺激性下剤 プルゼニド・アローゼン・ラキソベロン
上皮機能変容薬 アミティーザ・リンゼス

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