診療コラム

SGLT2阻害薬

投稿日:2019年7月21日 更新日:

西東京ペインクリニックの内科には健康診断で異常値を指摘されてこられる成人もいます。

ここでは、新しい糖尿病治療薬、SGLT2阻害薬について書いていきます。

グルコース(糖)は腎臓の尿細管で再吸収されます。

糖尿病患者では、SGLT2が多く発現することで血中に多く糖が戻ってきてしまいます。

SGLT2の糖輸送を阻害すると、尿に多く糖が排泄され、血糖値が下がります。

つまり、SGLT2阻害薬は、糖が排泄されるという特徴があります。

糖が排泄される、つまり、他の糖尿病治療薬と比較した場合のメリットがあります。

SGLT2阻害薬メリット

  • 体重が減る
  • 血圧が下がる
  • 尿酸値が下がる
  • 心臓周囲の脂肪を減らす
  • 心不全や心血管イベントを減らす
多面的効果

エビデンス:投与前のHbA1cが高い方が大きく下がる!

糖尿病血糖コントロールが不十分な患者が多いのが現状です。

治療をしてもHbA1cが7.0%未満が達成していない患者は実に4割もいます。

SGLT2阻害薬のカナグルについての調査では52週間1日1回内服した患者で、HbA1cが1%下がったという結果がでています。

日本人の体格の変化

また、食の欧米化等で、日本人の体重が年々増えていることが問題となっています。

カナグル内服の継続により、尿に糖分をたくさん出す事で体重減少効果が得られ、体重が約3kg減ったという研究結果があります。

冒頭の「健康診断で異常値を指摘されてこられる成人男性」などには良い適応になると思います。

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